みなさん、こんにちは♪

毎日蒸し蒸し湿度が高く、この時期が苦手な患者さんが多いですね。
体調崩していませんか？
この時期はお腹いっぱい食べ過ぎず
胃腸に負担かけない様に気をつけてくださいね。

さて、ブログの更新が大変滞っておりますが、この度ホームページのアップデートにより投稿場面がごろっと変わってしまい、大の機械音痴の裕子先生は、なかなか投稿する事ができませんでした。
その間、話題も盛りだくさんで、投稿したいお話が溜まっております。
日にちはズレておりますが、少しずつ投稿していきますので楽しみにしていてくださいね。

さて、只今卒業者がたくさんおりまして先週卒業されたのが34歳の患者様。

ご主人様自身の問題で男性不妊のクリニックで初期胚を一つだけ何とか凍結する事ができました。

この卵がこの方にとって最初で最後というとても大切な卵を移植する為、患者さんは体質改善の治療を辻野夢鍼灸院でしてくださいました。
この卵の移植が上手くいかなければ里親の事も考えていた患者さん。
チャンスは一度だけです。
それだけ貴重な卵を移植するのに、虚弱体質だった患者さんの体をしっかり妊娠しやすいお体にしていきました。

移植当日、むちゃくちゃプレッシャーと緊張で、ロボットみたいにガチガチになった体を高周波を当ててほぐしていき　鍼とお灸をしてもうやれる事は全部やったよ！
自信を持って！と
移植当日の朝みんなで送り出しました。
患者さんはとってもリラックスしてくれて、移植の順番を待っている間うとうとと寝てしまったそうです。
そして、判定日。
HCGが355日目胚盤胞の移植だとこの数値はかなり微妙です。
初期胚の移植だからまだ数値が低いのかもしれない、いやいや、厳しい数値かもしれない、、、先生の言葉から今その状況が素直に喜んでいいものなのか、そわそわする日々が続きました。
望みがあるのか微妙な判定結果でまだ心の底から喜べなかったのが思い出されます。
そんな時もスタッフみんなで励まし明るくいつも笑顔で患者さんに寄り添ってやってきました。
次の診察でHCGの数値がしっかり出ていてこれは出産まで行けるぞ！と確信した事も今では懐かしい思い出です。

そんなこんなでこの最初で最後の移植であった患者さんは、奇跡の様に妊婦さんになられました。
みんなで泣いたり、喜んだり、大笑いしたり本当にいろいろあったけど楽しかったな。

妊娠中は何も問題なく元気に過ごされていましたが途中逆子になりそれも治療で治って、
この度無事に卒業の日を迎える事ができました。

来月初旬が出産予定日です。
いろんな奇跡がこんな素晴らしい結果に繋がった私達にとっても忘れられない患者さんなのです。
奇跡が起きて授かった赤ちゃん。
患者さんが私達を信じてくれた素直な気持ちと、大切な卵を絶対妊娠させてあげたい、と心から願って治療をしていたスタッフの思いがこのギリギリのチャンスを乗り越える事ができたのでは無いかな、て思うのです。
もう、ママになるのは無理かもしれない、、何度もそんな事が頭をよぎった事でしょう。
ラストチャンスの卵で初めての移植で一発で成功できたなんて、本当に凄い事だと思います。
本当に、本当に良かったです。
奇跡の赤ちゃん。
また出産したら会いに来てくださいね。

スタッフみんなで
そのエピソードを話しながら赤ちゃんを抱っこしたいと思います。